産地別ワイン2024年5月25日

イタリアワインの王、バローロとは

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イタリアでは全 20 州でワインが生産されていますが、その中でもイタリア北西部にあるピエモンテ州のバローロは、イタリアワインの中でも特に高級なワインとして知られています。

バローロは、イタリアの土着品種(その地域固有の品種)である、ネッビオーロというブドウ品種を使って作られる赤ワインで、華やかでエレガントな香り、そして酸味・タンニン(渋み)が調和するワインです。 力強くも、長期熟成により複雑な味わいを楽しむことができるバローロは、「王のワインにして、ワインの王」と称されるほどのワインです。

この記事で解決すること

  • 「王のワインにして、ワインの王」と言われるイタリアワインのバローロ。
  • 華やかでエレガントな香り、そして酸味・タンニン(渋み)が調和するワインです。
  • バローロの歴史や特徴、おすすめの生産者をご紹介します。

バローロとは?

そもそも、バローロというのは、何の名前なのでしょうか?

結論から言うと、バローロは、イタリアワインの格付けで、DOCG という最高ランクに格付けされているワインの総称です。

バローロ DOCD に登録されるためには、

などの厳しい条件を満たす必要があり、そのため、バローロは安定して高品質なワインが生産されることで知られています。

バローロ DOCG の名前の由来である、バローロ村も存在しておりますが、一般的にバローロというと、この村ことではなく、バローロ DOCG に格付けされたワインを指します。

バローロを生み出す、ネッビオーロという品種とは?

上に記載した通り、バローロは、イタリアの土着品種であるネッビオーロというブドウ品種を使って作られます。

イタリアは、この土着品種と呼ばれる、その土地に古くから栽培されている品種を大切にしており、ネッビオーロはイタリアの高級品種として知られています。 フランスのブルゴーニュ地方で生産されている、ピノ・ノワールに似た特徴を持つネッビオーロは、華やかな香りと、酸味、そして、ピノ・ノワールに比べて強いタンニン(渋み)を持つことが特徴です。

このタンニンが、バローロの特徴である力強さを生み出しており、長期熟成により、複雑な味わいを楽しむことができるのです。

バローロとよく対比される、バルバレスコとは?

バローロと同じく、ピエモンテ州で生産されるワインとして、バルバレスコがあります。 バローロが「王のワインにして、ワインの王」と称されるのに対し、バルバレスコはその優美な味わいから、「女王のワイン」と呼ばれることが多いです。

生産者やビンテージにより、違いがあるため、一概には言えませんが、

といった違いがあることが多いです。

バローロと相性の良い料理

白トリュフ

バローロは、白トリュフとの相性が抜群です。 白トリュフは、バローロと同じく、イタリア・ピエモンテ州のアルバ地方で採れる高級食材で、その香り高い香りと、独特の風味がバローロの複雑な味わいを引き立てます。

赤みのお肉

バローロは、華やかな香りを持ちつつも、力強い味わいが特徴であるため、赤みのお肉との相性が抜群です。 ステーキや、ローストビーフなど、赤みのお肉と一緒に飲むことで、バローロの力強さを楽しむことができます。