産地別ワイン2024年5月12日

ボルドー地方のワイン

ボルドー地方はブルゴーニュ地方と並び、フランスの二大銘醸地として知られています。フランスの南西部に位置し、ジロンド川・ドルドーニュ川・ガロンヌ川という 3 つの川の周りに広がるボルドー地方は、気候・土壌がワイン生産に適していることから、高品質なワインを生産することができます。

この記事で解決すること

ボルドー地方はブルゴーニュ地方と並び、フランスの二大銘醸地として知られています。
格付けがあり、1級である5大シャトーは特に有名です。
比較的買いやすいワインをご紹介します。

ボルドー地方では、赤ワインが主に生産されており、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フランなどの品種が使われています。これらの品種をブレンドすることで、ワインの味わいに深みと複雑さを与えています。

フランスの北東部に位置するブルゴーニュ地方では、ピノ・ノワールという華やかな赤ワインを作りますが、ボルドー地方の赤ワインは、力強く、フルボディなワインが多いのが特徴です。その力強さと比例し、ボルドー地方の赤ワインは、熟成によって味わいが変化し、複雑な風味を楽しむことができます。

格付けと 5 大シャトー

ボルドー地方の中でも特に高品質なワインを生産するシャトー（ワイナリー）に対して、1 級から 5 級までの格付けが行われており、現在、合計 61 のシャトーが格付けされています。格付けが全てではなく、格付けされていないが美味しいワインもたくさんありますが、格付けされているワインは、高い品質の可能性が高いと言えるかと思います。

格付け	シャトー数
1 級	5
2 級	14
3 級	14
4 級	10
5 級	18

1 級（5 大シャトー）

その 1 級である 5 本のワインは、 5 大シャトーと呼ばれ、特に有名です。

シャトー・ラトゥール
シャトー・マルゴー
シャトー・オー・ブリオン
シャトー・ラフィット・ロートシルト
シャトー・ムートン・ロートシルト

これらのワインは、高価であることが多いですが、その分、高品質なワインであることが保証されています。

ボルドーワインは長期熟成をすることにより真価を発揮することが多く、購入の際には、飲み頃や保存方法についても考慮することが大切です。

「5 大シャトーとは？」という記事に、5 大シャトーについて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

2 級〜5 級の有名なワイン

5 大シャトー以外にも、有名なワインがたくさんあります。

シャトー・ブラーヌ・カントナック（2 級）

1 級のシャトー・ムートン・ロートシルトを所有していたことがある、ブラーヌ男爵が 1833 年に購入。現在も、技術や畑の改良を続け、2 級の中でも高品質なワインを安定して生産しています。また、2 級の中では比較的お手頃に購入できることも魅力です。

シャトー・ブラーヌ・カントナック赤泡

フランスボルドー

2018年9,900円

シャトー・カロン・セギュール（3 級）

エチケット（ラベル）にハートが描かれていることでお祝いごとやプレゼントにも人気のワインです。 18 世紀に 1 級のシャトー・ラフィットやシャトー・ラトゥールを所有していたセギュール侯爵が、「われラトゥール、ラフィットをつくりしが、わが心カロンにあり」とハートのラベルに想いを込めたと言われています。その品質は 1 級にも引けを取らないと言われており、コストパフォーマンスに優れたワインとして人気があります。